2023年12月30日と31日、年末の「那覇第一牧志公設市場」の風景です。
第二牧志公設市場もありましたが取り壊されてしまい、無くなってしまいました。
昔は那覇市民の台所といわれていた那覇牧志第一公設市場も最近は観光客が多くなって観光施設のようになっていますが、お盆と年末は地元客が詰めかけます。
本家に集まる親戚に振る舞う料理のために大量の豚肉を爆買いします。
この時期は冷蔵の陳列棚にはいらないので棚の上に豚肉を山積みして販売しているようです。
他にもソーキ肉(スペアリブのこと)
スーチカーという豚の塩漬け肉
汁物の具に使う「中味」(豚の内臓、ホルモンです。)ちなみに中味を使った汁物のことを「中味汁」といいます。
豚肉のいろんな部位を販売していて、多分キロ単位で購入していると思います。沖縄では豚を鳴き声以外は全部利用するというぐらい利用します。
田芋(沖縄の方言でターム-といいます。)も親芋の周りに子芋がたくさんの付くので子孫繁栄の縁起物として正月を含めた行事によく出てきます。
なぜか漬物店にも人が集まっていました。
年越しそばとして沖縄そばを販売しているお店にも人だかりが出来ていました。
沖縄には年越しそばを食べる風習はなかったのですが、復帰してから本土の風習もチャンプルーして受け入れていっているようです。伝統的な行事も時代と共に変化するのかも知れません。
那覇牧志第一公設市場は1月3日まで休みで、1月4日から営業だそうです。